FDC日記

【11,111人到達】私の目指すもの part.1

4月末に10000人登録記念ライブを行わせていただいた矢先ではありますが、
早速6月にはYouTubeチャンネル登録者11111人を達成することができました。
(6月30日時点で11,150名)
皆様の応援のおかげです。いつもありがとうございます!

あくまで登録者数はチャンネルの信頼性を表す一指標に過ぎませんが、既にプロ社交ダンサーでは未踏の領域に踏み込んでいることもあって、2万人、3万人と達成した先にどんなことが待っているんだろう?と毎日がワクワクする冒険のような気持ちです。

さて今日は少し私の仕事観についての話をしようと思います。

動画内でも公言している通り、
私は自分自身が「プロとしてダンスに打ち込める環境を作るため」にYouTube活動を行っています。
つまり必ずしもダンスの「普及」活動が第一ではなく、営利のための活動であるということをはっきりと申し上げたいと思っております。

このような物言いをしますと、誤解を生む恐れがありますね。

そもそも視聴者の皆さんの役に立ったり、面白いと思っていただけるチャンネルになれなければ、YouTubeの世界で成長していくことはできませんし、
話題性のある動画で多種多様な方々にダンスに興味を持っていただき、業界の活性化に貢献したいという思いももちろんあります。

それでも、社交ダンスを「普及」させればダンス界は救われる!
そのように考えている限り、かえって長く醸成された既成概念を打ち破ることができないことも事実なのです。

興味のないことについて人から押し売りされることほど鬱陶しいものはありません。
これは案外軽視されがちな点ですが、「内輪で盛り上がっても外野は冷めている」なんてことがマイナースポーツでは往々にして起こります。

人がどういうものに惹かれるか冷静に考えたとき、私の場合は「これ面白いよ!やったら絶対に幸せになれるよ!」とやたら勧めてくる人よりも、「自分の世界に没頭して楽しそうにしている人」を思い浮かべます。

ゲームを本気で熱中して遊んでいる人を傍で見るのが楽しいように。
ダンスも押し売りでなく、まず自分が夢中になれることをどれだけ楽しんでやるか。
そしてそれを多くの人に気軽にただ見せてあげること。
これが一番の近道ではないかと感じています。

そのためには前提条件としてプロ自身の経済的自立と、
疲弊せず、且つできるだけ長く成長(現役生活)を続けられる仕組みを作ることが急務です。
仮に齢30そこそこで体力も気力も尽きてしまったら、40代以降の約50年間はダンス界が過去に作り上げてきた仕組みに頼って細々と暮らし、老後を迎えるほかないでしょう。
だから私は副業だろうがなんだろうが、ダンスに集中するための環境を作れるならどんどんやったらいい。稼ぐわらじは履けるだけ履こう!という意見を持っているわけです。

皆さんは、数千人はいると言われているプロダンサーのうち何割が、
レッスン収益に頼らずダンスだけに打ち込むことができていると思われますか?

答えは限りなく0%に近い数字になると想います。

全日本チャンピオンさえ宝くじ並みの熾烈な争いをくぐり抜けてやっと手に入る「賞金」や「ネームバリュー(スペゲスなどに頻繁に呼んでもらえる権利)」という報酬がなければ、一年の大部分を海外で過ごしたり、教室の業務をせず練習に集中するなどということはできないでしょう。
そして99%以上のダンサーはその恩恵に預かることができません。
つまり殆どの現役競技選手は、ダンスをするためのお金を日々のレッスンの仕事だけで稼いでいるわけです。

そうして稼いだお金を全部自分に投資して、競技に臨む。
そんな生活を続けて、一度大きな怪我をしたり疲労が溜まって病気になれば、そこでゲームーオーバー。

しかもチャンピオンですらレッスン単価を普通のプロの何倍にも上げるなどということはできないので、
どのみち収入の作り方は労働集約型になります。
頻繁にパーティでのゲストデモ、アマデモなどの収入がない限り留学に行くための資金もたまりません。

一定以上のレベルの選手になると、衣装代や自分自身が受けるレッスンの費用も非常に大きな金額になりますし、日々の教室でのレッスン収入でようやくトントン。貯金する余裕なんてとてもない。
まして若い選手は、不景気に加えて労働基準法どころか雇用契約すらまともに結んでもらえないような労働環境で生活もままならず苦しんでいます。それでも努力が「競技会で」報われなければ破滅だと本気で思い込んでいるので、審査員に媚び、教室オーナーに文句一つ言えない。

さすがに近年では副業を許している教室や、サラリーマンをしながらプロ活動をする選手も珍しくなくなってきましたが、それでは結局ダンスにかけられる時間と体力が削られることには変わりがありません。

私は、そんな現役プロ選手が何千人といるということが異常だと思うんです。

情報発信を通してしっかりと資産性のある収入を獲得し、
「ダンスのための自由な時間」を手に入れる。
労働集約型のレッスンや、賞金やパーティに頼った働き方から卒業し、本当は誰よりもやりたかったはずの「ダンスを楽しむ生き方」を手に入れることこそが、今後社交ダンサーが幸せに生き残っていける数少ない道ではないかと思います。

数多くのダンサーが夢見ては叶わなかった悲願を達成し、チャンピオンでなくても、トップ選手でなくても、何歳になっても、子供を育てていても、
ダンスに打ち込みながら収入を得て生活していける。
ということを示すモデルケースに私はなりたいのです。

バレエやストリートダンスの業界では数十万人規模の登録者を抱えるチャンネルもでています。
まだまだ私の力では社交ダンスのポテンシャルを発揮しきれないというもどかしさを日々感じておりますが、
裏を返せば私達のジャンルでもきっとYouTubeやそれに付随する発信活動によって生活をしていくことは十分可能だなはず。

今は基本的にレッスン動画で全国のダンス愛好家の皆様の挫折をなくすためのレッスン動画を中心に投稿しておりますが、正直深淵な社交ダンスの魅力を、経験者しかわからないようなテクニックの話や、競技会の勝った負けたの話だけにとどめておくのはもったいない。

ではどうすればダンスでダンス界の枠を越えた影響力を手に入れることができるのか。
鍵は、選手が「選手自身の魅力を多角的に伝えていくこと」にある。と思います。

この話は深くなるので、少しずつ回を分けて話していきたいと思います。

ではまた!



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