僕らとモーニング

息子に朝ごはんを食べさせて保育園に送り届けたら、僕たちは朝の練習前にモーニングによく行きます。

それはもう、毎日行きます。

ブラック職場につとめてお金がないときも、
独立して毎日の行動を自分達で全部決めるようになってからも。

10年間の勤めの中で、毎朝のモーニングは一日の活力をチャージし、二人の将来を真剣に考えるための貴重な時間となっていました。
これが逆に毎日真面目に自炊してお弁当持参で職場へ通っていたら、ダンスのために節約して必死に働く真面目なスタッフ、にはなれたかもしれませんが、独立の準備や育児、自分たちがどのようにダンサーとして社会と関わっていくかなど、本当に必要な人生の計画を考える時間はなかったかもしれません。

独立後も、その習慣は続いています。
子育て家庭なら自炊して家で食べる方が大半ですから、
毎朝決して安くはない外食費を払う習慣は「浪費」といえるかもしれません。

しかしことはそう単純ではありません。

実は最近常連になったカフェでは、毎朝新鮮な地元野菜が食べ放題なんです。
私達の本拠地、ダンスホール大御門のとなり（！）にある「IDONOカフェテラス＆NANA」さん。

僕の苦手なトースト中心のモーニングではなく、胃に優しいお粥のモーニングがある、奈良でも珍しいコンセプトのお店です。
野菜バーとドリンクバーがついた中華粥セットがなんと６００円から。

お店についてはこちらの動画↓をご覧ください。

同じ時間がかかる行動なら、できれば朝の貴重な時間は一分でも多く「仕事や将来のため」に使いたい。
そしてダンサーとしての健康管理をできるかぎり負担にしないために、
毎朝の新鮮で安全な食材の調達という途方も無く手間のかかる仕事を「外注」している。
そのような気持ちでやっています。

これは奈良の我々の立場でたまたまできたこと、かもしれませんが、
同じようなコンセプト（ローカーボ、朝粥、新鮮な野菜などを提供する）のお店も10年前よりは随分増えてきているのではないでしょうか。みなさんも一度職場の近くや住んでいる街で探してみてはいかがでしょう。

実は今回紹介したお店も、独立前には影も形もなかった（正確にはそのお店は普通のラーメン店でした）ところに、
「健康な食生活とダンサー活動を両立させたい」という思いが偶然実ったんです。

まさか職場の隣にできるとはおもっていませんでしたが、、

でも僕らはそれを「偶然」とは考えていないんですね。そういうお店についてアンテナを張っていたら、
運がいいことに職場のすぐ近くにそれができただけであって、もし仮にそれが車であと５分離れたところにあったとしてもやっぱりそこへ通って「運が良かった」と言ってると思うんです。

いわゆる引き寄せた、というやつですね。我ながら「もってんなぁ！」と自分を褒めてやりたいです。

健康と時間への投資、これもダンスには重要な要素ではないでしょうか。


ではまた！