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夏の大会シーズンで学んだこと

7月28日、
中部日本競技ダンス福井大会 プロスタンダードB級で二度目の優勝をさせていただきました。
5月に引き続き、二度も私たちを呼んでくださった福井県ボールルームダンス連盟の皆さま、
特に会長の上田先生には心より感謝致しております。

そして、競技という場でありながら同じダンサーとして応援をしてくださったり、
表彰でも祝福してくださった中部プロダンサーの皆さん、本当にありがとうございました。
(JBDF西部もだいぶ人数が減りましたが、中部連盟も多くの選手がいて組数はさほど変わらないという印象でした)

普段とは全く違うアウェーでの競技会は、競技者としてとても多くの成長の機会を与えてくれました。

また西部連盟においても、
一昨日18日に行われた四国ダンス競技高知大会において、
プロラテンC級3位に入賞させていただきました。

久しぶりの四国の大会で入賞できたのは嬉しかったですね。
プレゼンターが十年来の友人である内海先生のお父上、
内海倫太郎先生で、これまた嬉しい偶然でした。


(会場:高知県春野総合運動公園体育館)

さて、

前期シーズンの大会に学んだことは、
競技という場において、ベストコンディションというものは存在しない。ということです。

大会当日までにベストな自分を作ることはプロとして当然です。

しかしそこは人間。「勝ちたい」と思うほどに、己の精神的弱さからくる不安というものがなくなることはなく、
タイミング悪く病にかかったり、怪我をしたり、などといった不利な条件を引き寄せてしまう時はどうしてもあります。

それで「今回は調子が悪いから勝てないかもしれない」と思ってしまったら終わりなわけです。
そう思ってしまったが最後、「今回は理想の状態でないから」と悪い想像が身体の動きを消極的なものにしてしまうでしょう。

いっそ、「そもそも万全などというものは存在しない」と考えてしまうのです。
なぜなら、いくら調子が良くたって、ジャッジの顔ぶれ、周りの選手との不慮の接触、音楽、試合会場の空調、フロアの状態など、
試合という状況は自分ではコントロールことができないものばかりだから。

だとするならば、大会前の練習だって、調子が悪くて当たり前なのです。
調子が良くて何でもできそう、なんていうものは奇跡みたいなもんだと思えばいいのです。

実際仲間の選手と話していて気づいたことですが、
案外、他の選手も万全に見えて心の奥にはいろんな不安を抱えているものなのです。

みんな不安なんだ。

そう捉えてみると、踊るまではあれほど気になっていた身体の痛みがすっと消えていくのを確かに感じました。

全てがそうではないにしても、
怪我ではなく精神的不調から腰痛や頭痛が怒ることがあるように、
身体は自分の脳が発した「不安や恐怖」という危険信号を、
痛みとして身体に感じさせるということが実際にあると言われています。

私たち競技選手は、ほとんどが天才ではありません。
普通の人間ですから不安やメンタルが病むことはいくらでもおこる。

だからこそこういった局面では、
「しんどくて当たり前。怖くて当たり前。この程度ならむしろ絶好調」
くらいに考えるのがおすすめですよ!

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