プロダンサー×映像制作!?④ 利益について
プロダンサーによる映像制作サービスを広く届けるために、
前述したような今の時代だからこそできる、利用しやすく社会とダンス界に貢献でき、
なおかつしっかりと利益の出る仕組みを作りたいと考えました。
安さだけで勝負をする気は毛頭ありませんが、正直言って価格設定は、めちゃくちゃ安い。です。
が、それは全て理由があります、
カメラマン、デザイナー、編集スタッフなどをFDC映像部内で全てまかなえるため、
新たにスタッフを雇用する費用が基本的にかからないこと。
可能な限りフリー素材を活用すること。
在庫管理や輸送費用が必要になるようなリアルメディアは一切扱わず、完全にデジタルデータのみを扱うこと。
当カンパニーの理念、作風に共感してくださった方だけが申し込んでくださる仕組みなので、
一切広告費をかけていないこと。
その上で、フリーランスだからこそできる即応力はもちろん、
依頼してくださるお客様と一緒になってワクワクする作品を作り上げていく。
ただの記録映像にならないよう、実際にプロとして活動する踊り手にしか分からないようなニュアンスを汲み取り、
人の感情を動かすアートとして表現すること。
それがFDC映像部の基本的な制作ポリシーです。
通常映像制作を一般的な映像制作業を本業としている業者さんに依頼する場合、
1分程度の動画の場合でも、どんなに低く見積もっても10万円以上はかかります。
それをDVDやブルーレイにしたり、YouTubeに上げる、ナレーションを入れる、企業のロゴアニメーションを追加する、などやっていくとさらに数万円単位で費用が積み上がります。
当然ながらそれはカメラ機材、カメラマン、監督、スタッフの人件費や音源の著作権料などが含まれるためです。
実績のある業者さんであるほど、信頼があり、常に一定のプロクオリティの映像を作ってくれる。
そういう安心感は確かにあります。
しかし、ほとんどの場合業者さんは映像を撮るプロではあっても、「ダンサー」ではありません。
どんなものが出来上がってくるか分からないのは怖い、
ダンスをわかっている人に撮ってもらいたい。
効果の見えないイメージ映像に、うん十万も毎回かけることは賢明と思えない。
HPでの映像の見せ方、SNSでの拡散、宣伝までアドバイスしてほしい。
そういう声は実際に多いです。
ことボールルームダンスを世に広めたい、という趣旨においては、
イベントにせよ教室PRにせよ、とにかくたくさんの映像を「世に溢れさせる」ことが、
これからの時代最も急務であると僕は考えています。
「普及」という言葉はあえて使うつもりがありません。
僕はダンスを始めた時から、ボールルームダンサーが最高にかっこいいと思っているので、
大好きなボールルームダンス、その色んな面白い部分、素敵な部分、
そしてダンスと生きるプロという人生そのものを僕自身が楽しみ、制作にも活かしていくことで、
その面白さがちょっとでも伝わって、
Flow Dancce Companyの動画をどこかで目にしたこときっかけに
一緒にダンスを楽しめる仲間が増えたら良いな。という気持ちでいます。