プロダンサー×映像制作!?③ 映像によるPRの需要について
PCや映像機器の技術革新によって、
映像制作は一個人のレベルで商業的にも十分通用するものが作れてしまう時代になりました。
具体的な要因としては、映像制作にかかる人的コスト、機材コストが大幅に下がったこと。
そして特にWeb上でできるデータのやり取りにほぼ制限がなくなり、
「流通」にかかるコストが限りなくゼロになったこと、などが挙げられます。
映像のクオリティにこだわりさえしなければ、
いわゆるYouTuberとして数万人規模の登録者を持つ人でも、
現に録画、編集、アフレコ、配信までスマホ一台で済ませてしまうことができるのです。
まさに個人が放送局になれる時代。
しかもWeb動画として世に出した映像は、信憑性が怪しいテレビの視聴率計測などではなく、
フォロワーや登録者の反応を通して「数字として確実に効果を測定する」ことができます。
これらは全てこの10年ほどの間に起こった変化です。
我々Flow Dance Comopanyにおいても、
舞台活動のPRやYoutubeチャンネルの運営を通して、その考えはより揺るぎないものとなりました。
しかし誰でも映像作品が作れる、とは言っても、
ただ情報や被写体を映して見せればいいというものではないはず。
映像制作の敷居が下がり、できることが増えるということは、
当然ながら扱う機材の選び方や、高度な編集の技法による素人作品との差別化、が起こってきます。
それこそが本業に忙しい経営者の皆さんが、お金を払ってまでWebサイト制作を依頼したり、
大金をかけて、イメージアップや宣伝のためのCMを業者さんに発注する理由ではないでしょうか。
当然ながらFDC映像部でもクオリティとオリジナリティにはこだわりを持っています。
というか、ある種変態的な趣味の領域に入っています。
要らない人には全く要らない。かもしれない。
だけど、必要としている、刺さる人にはとにかく刺さる。そう言った仕事を心がけています。